2018年10月9日火曜日

大学を辞めます


大学の非常勤講師をはじめて3年目だが、今年をもって退職することにした。別に退職勧奨されたわけではない。次年度の講義予定も尋ねられていた。現在受け持っている憲法のクラスも50人程度の登録者があり決して講義が不評というわけではないはずだ。それでは、退職する理由はないのではないか。もったいない。と思われる人も多いと思う。

退職を申し出た理由は、要するに費用対効果だ。大学で非常勤講師をすることのメリット・デメリットについて検討してみよう。
まず、大学で教えることによる、当方のメリットとしては次のものがある。
1.給与、
.大学で教えているというステータス、
3.自分の勉強になる。
次に、デメリットとしては次のものがある。
1.時間のロス(授業時間だけでなく通勤時間、準備の時間)、
2.それによる仕事や家庭への影響(その時間別の仕事ができたということによる機会喪失も含まれれる)。
具体的に書くのはあまりに露骨になるので控えるが、これらを総合的に比較した結果、マイナス面が多いことが明確になった。それで今年度限りで退職することを決断した。

大学で教えてよかったことも多くあった。労働法、憲法といった法律を学びなおせた点が最も大きい。勤務先の大学には非常に感謝している。なお、大学で教えたくても教えられない人が多数存在すること私は知っているが、そういうレベルの話をしていることでないことはここまで読んでいただいた方にはお分かりのことだと思う。

年齢を意識する

 高校の同窓会の案内が届いた。卒業後30年以上経ってはじめての同窓会である。同級生は皆50歳を超えている。生憎、所用で参加できないのだが、いまだに14歳のときから考えていることはほとんどおんなじで年齢を意識することなどほとんどないぼくも、ああ、おじいさんになったのかとしみじみする...