2015年7月2日木曜日

モンゴルの地方都市を回っています

5月から投稿が滞りがちになっていました。
モンゴルの地方都市を巡回して、市民向けセミナーや裁判所での研修を実施しています。
2010年にモンゴルに来てから当初の2年間は、ウランバートル、ダルハン、エルデネトといった首都とその近郊の主要都市で仕事をしていただけでした。
2013年から、全国の裁判所での仕事がはじまり、全国を巡回しています。2013年にはモンゴル全県へ出張しました。モンゴル全県には、民事事件を取り扱う裁判所として、首都に最高裁と4つの民事裁判所、地方に29の郡間裁判所が存在しています。私は、首都の裁判所はすべて行きましたが、地方の裁判所は僻地にあることもあり、なかなか訪れることはできないでいましたが、この機会に全国の裁判所を回ることを考えたのです。

2013年と2014年で合わせて28の郡間裁判所を訪問しましたが、1か所、ボルガンの郡間裁判所だけは訪問できないでいました。ボルガン郡は、ホブド県というモンゴルでもっとも西に位置する県の南、新疆ウイグル自治区との国境沿いにある町です。2014年6月にようやくボルガン裁判所を訪問することができました。これで、モンゴルのすべての裁判所(29か所の郡間裁判所と同数の控訴審裁判所、6つの首都の第一審裁判所(民事、刑事)、首都の行政裁判所(一審、二審)、最高裁判所、憲法裁判所。68か所、21県と首都)を訪問するという3年越しの目標が達成できました。
                  ボルガンの第26郡間裁判所

2015年は、モンゴルの控訴審裁判所の所在地を中心に、全国10数カ所の裁判所への出張を行っているところです。2013年の出張は、西部の3県の巡回の最初と最後を除き、すべて自動車で巡回していましたが、今回は、日程節約のため飛行機をよく利用しています。今回訪問予定の地方の裁判所は先に述べたボルガンを除きすべて2度目以上の訪問となりますが、2年前と比較してもいろいろと変化が見えて興味深いです。

年齢を意識する

 高校の同窓会の案内が届いた。卒業後30年以上経ってはじめての同窓会である。同級生は皆50歳を超えている。生憎、所用で参加できないのだが、いまだに14歳のときから考えていることはほとんどおんなじで年齢を意識することなどほとんどないぼくも、ああ、おじいさんになったのかとしみじみする...