2014年5月5日月曜日

モンゴルの健康食品・チャツァルガン

モンゴルのスーパーなどでは、オレンジ色をしたジュースをよく見かけます。酸味があり、ビタミン豊富で、元気になるような気がします。日本では飲んだことのない味で結構おいしいので、私もモンゴルに来た当初はよく飲んでいました。モンゴル人もこのジュースは大好きです。これは「チャツァルガン」という、サジー(沙棘)の一種の果汁から作られたものです。

写真:ウランバートルのスーパーで売られるチャツァルガンのジュース


チャツァルガン製品は町で頻繁に見かけ、モンゴルの物産の中では日本人に結構知られているほうです。日本国内で輸入販売をしている業者もちらほら見かけます。チャツァルガン製品で有名なのは、ジュースとオイルです。オイルは食用のほか、塗り薬としても使われています。地方では独自のチャツァルガン製品が売られており、その土地オリジナルのワインや、フブスグル県ではお茶の製品を見つけました。
写真:チャツァルガンのワイン


写真:チャツァルガンの各種オイル。生産量が少なく高価。



写真:チャツェルガンの葉で作られた茶。現在、フブスクグ県でのみ生産。


モンゴル農牧省の発表では、チャツァルガンの収穫量は年間約8万5000トン。野生のチャツァルガンは製品化には適さないので、ほとんどが農園で栽培されています。国内大手2社で約1500トンのジュースを生産しています。オイルの生産は最大手の1社が年間約1500リットル。その他零細企業が合計で年間約200リットルのオイルを生産しています。
モンゴル国内の生産量だけではジュースの生産量にすら不足しますので、実際は、不足分は中国やロシアから同種のサジー類を輸入し、モンゴル産に混入して使用しているとのことです。



チャツァルガンのジュースなどはモンゴルに来たら一度は味わっていただきたい飲み物のひとつです。

年齢を意識する

 高校の同窓会の案内が届いた。卒業後30年以上経ってはじめての同窓会である。同級生は皆50歳を超えている。生憎、所用で参加できないのだが、いまだに14歳のときから考えていることはほとんどおんなじで年齢を意識することなどほとんどないぼくも、ああ、おじいさんになったのかとしみじみする...