スフバートル県はモンゴル東端の県で、中国・内モンゴル自治区と隣接しています。ウランバートル市から約600キロ離れており、人口は約1万5000人と小さい県都です。この周囲は広大な平原で全くなにもありません。聖なる山などが付近にあるそうですが、時間の関係と旅の疲れで立ち寄ることはありませんでした。
写真:何もない大地を走り続けます
写真:見渡す限りの大草原
写真:道は悪くこのような車両に出会いました。引っ張って助けてあげましたが、
モンゴルの郊外を車両1台で走るのはたいへん危険です。
「砂ぼうず」という漫画があるのですが、私にとって、この町のイメージは「砂ぼうずの町」です。写真をごらんになっていただければお分かりのとおり、全体に砂の町のイメージがあります。4月だというのに非常に暑く乾燥していました。県庁前広場だけは舗装されており、建国の英雄スフバートルの立派な銅像があります。
このような町でも外国人(欧米人)が1人住んでいるそうです。日本人は住んでいないとのこと。私はこの町で2泊したのですが、ウォッカで悪酔いした記憶が印象深く残っています。
最終日には、著名な馬の調教師とお会することができました。バローンオルトは速い馬の産地として昔から有名です。モンゴルでは競馬が盛んです。富裕層には自ら馬を所有することが流行しており、良馬を見極めて育成する調教師の需要は高いようです。
写真:バローンオルトの中心部近く。舗装などはされていません。
写真:県庁前の広場。非常に立派なスフバートルの銅像があります。
写真:町のそばの丘から中心部を一望しました。