2016年8月8日月曜日

離婚と不倫、DV

日本では、弁護士がWEBサイト上で広告する場合、過払請求は別として、離婚が主な広告の対象とされている場合が多い。ネット広告で集客する場合、ネット上の集客から法律相談に至る数の50%以上は離婚事件であるというデータもある。

モンゴルでも、日本と同様、離婚・DVというのは多数の顧客の供給源となる事件だ。モンゴルでは離婚は非常に多い。感覚では3組に1組が離婚すると言われている日本(タイムラグや少子化の関係で実際の離婚割合は一般に3組に1組より低くなりますがそれはおいておいて)よりも離婚割合は多いのではないかと感じるほどだ。モンゴルの調停をみていても、離婚やそれにDVが伴う例というのは多い。

ところで、日本とモンゴルとで決定的に違う点がある。これはモンゴルに住んでいる日本人の多くには周知の事実だが、モンゴルでは不倫の慰謝料請求ができない点だ。モンゴルでは、慰謝料は名誉毀損など特別の場合にしか認められていない。したがって、仮にモンゴルで夫が不貞行為をしても、夫や不貞の相手方に慰謝料請求はできないこととなる。これがよいか悪いかは価値判断の問題だ(これに対しての僕の意見はあるが、業務に差し障りそうなのでここでは述べない)。

さて、そういう事情もあって、大正法律事務所でも離婚・DV等の特設サイトを設けることとした。これまで僕は離婚やDV事件、調停手続に関わってきた。それらの経験を生かす試みだ。お気軽にご相談いただきたい。

ここで注目していただきたいのは、DVを一つの柱にしている点だ。DVの加害者側も必要であれば代理する。これは、僕がこれまで加害者側の代理人として保護命令の発令を取り下げさせた経験や、かつて裁判所で保護命令係を担当していた経験があることが大きい。DVについては、もっともっと言いたいこともあるのだが、やはり業務に差し障りがありそうなのでここで述べることは避けておくこととする。なお、海外出張との関係で時間が合わない場合、緊急性の高いDV事件はお断りする場合もあることをご了承ください。


年齢を意識する

 高校の同窓会の案内が届いた。卒業後30年以上経ってはじめての同窓会である。同級生は皆50歳を超えている。生憎、所用で参加できないのだが、いまだに14歳のときから考えていることはほとんどおんなじで年齢を意識することなどほとんどないぼくも、ああ、おじいさんになったのかとしみじみする...