2014年5月2日金曜日

モンゴルの地方都市② ドンドゴビ県マンダルゴビ

2013年4月中旬、ドンドゴビ(中部ゴビ)県の県都であるマンダルゴビに行きました。マンダルゴビはウランバートルから南に約300kmの距離にあり、ゴビ砂漠の北のはずれに位置しています。
ウムヌ(南)ゴビからの帰路、マンダルゴビのホテルに1泊し翌日は仕事をしました。
写真:マンダルゴビ県庁


マンダルゴビは、ウムヌ(南)ゴビのダランザドガドと同程度の人口ですが(約1万4000人)、静かで落ち着いた雰囲気の町でした。ダランザドガドは社会主義時代よりも人口が増えているようですが、マンダルゴビはあまり変化がないということなので、そういった事情も影響しているのかもしれません。マンダルゴビ付近には野生のガゼルなどの動物も多くいるようで狩りもできるようです。ただ、ホテルはあまり快適とはいえません。観光客はドンドゴビ県を飛ばして直接ウムヌゴビ県に向かうので、ホテルやレストランといった設備はまだまだ不十分だと感じました。ここの県知事は旧知の人ですが、彼はウランバートルからの道路が早く完全につながることを希望されていました(現在は開通済み)。
写真:町を少し出ると広大な原野が広がっています。


ところで、ゴビから帰って1週間ほど頭がボーとして体調が思わしくありませんでした。何気なく頭を触ったら違和感があり「イボでも出来ているのか?」と思って触るとなんと私の血を吸って、大きく太った「ダニ」が取れました。50円玉と比較した写真をご覧になっていただければおおよその大きさはお分かりいただけると思います。
写真:まさに取れた直後のダニ。この後数日間生きていました。


ウムヌゴビからマンダルゴビに向かう途中ヨーリンアム渓谷(夏でも氷が残っている渓谷。標高2200m)を見物したのですが、そこには無数のダニ(モンゴル語で「ハチグ」)がおり、立っているだけでダニにたかられる状態でした。そのときに気付かずにつれて帰ってきたものと思います。ダニが取れた瞬間、頭のなかの霧が晴れたようにすっきりした気持ちになったことを覚えています。
写真:ダニを連れて帰ったヨーリンアム渓谷

年齢を意識する

 高校の同窓会の案内が届いた。卒業後30年以上経ってはじめての同窓会である。同級生は皆50歳を超えている。生憎、所用で参加できないのだが、いまだに14歳のときから考えていることはほとんどおんなじで年齢を意識することなどほとんどないぼくも、ああ、おじいさんになったのかとしみじみする...