2014年10月29日水曜日

モンゴルにおける破産・倒産

倒産・破産について、モンゴルには、個人破産の制度はありません。個人で事業をしている人には非常に厳しい制度になっています。事業をするのであれば、法人化すべきといえるでしょう。


法人破産については破産法があります。しかし、実際にはほとんど利用されていません。なぜでしょうか?


モンゴルの企業は、資産に比べて取引額が多いことがふつうです。財務基盤が不安定なため、破たんしやすいといえます。それでは、破産手続も多いのではないかと思われるかもしれませんが、そうではありません。破たん時に資産がほとんど残存していないため、破産手続をとるメリットがないことが多いのです。そこで、実際には、法的な手続をとる例は非常に少ないのが現状です。


なお、モンゴルの制度では、日本のように裁判所が破産管財人を選任することはなく、すべて裁判官が事件処理することになります。したがって、手続には非常に時間がかかります。ある調査によれば、
平均的な破産終了までの期間は4年、訴訟費用、競売、鑑定評価人や弁護士の報酬、印紙税等を含んだ破産にかかるコストは、「不動産資産の」8%、回収率は「不動産資産の」21%というデータがあります。

年齢を意識する

 高校の同窓会の案内が届いた。卒業後30年以上経ってはじめての同窓会である。同級生は皆50歳を超えている。生憎、所用で参加できないのだが、いまだに14歳のときから考えていることはほとんどおんなじで年齢を意識することなどほとんどないぼくも、ああ、おじいさんになったのかとしみじみする...