2014年11月10日月曜日

モンゴルの景気動向(2014年11月)

先日内閣が倒れて首相不在、今週中に来年度予算案可決の必要ありという、たいへん困った政治状況ですが、今後のモンゴル経済はどうなるのでしょうか。一般的には、見通しは明るくないようです。


外貨準備が不足しているという話は、もうかれこれ2年近く前から言われていることだと思いますが、先日、モンゴル国内では、「外貨準備がとうとうなくなった」という報道がされました。公式発表ではなくあくまでうわさですが、この件はその後あまり報道されなくなりました。現在も国立銀行から正式な外貨準備高の発表は行われていません。


この報道が正しいかどうかはともかく、外貨準備が危機的状況であることは間違いないと思います。タバンロトゴイ炭鉱の石炭輸出もまだ紛争が続いており、2017年からはドル建てのチンギス債償還もはじまる状況。外貨不足は非常に重要な問題です。



このような状況で、最終的には外国の支援を受けることになると思いますが、対外債務GNP比40%以内の枠組みが海外からの支援を受ける際の足かせとなっています。新内閣は、与野党連立といううわさもあります。これは、連立内閣にして、対外債務をGNP比60%まで引き上げる法案を可決させ、危機を乗り切ろうという案があるからだといわれています。今、このあたりのネタを新聞記者たちが探り始めているようです。


体感レベルの話をすると、最近役所の予算がかなり窮屈になっている気がしています。予算がきちんと配分されていないのか、金が足りていない実感があります。給与はきちんと支給されていますが、それ以外の予算についてはかなり支出がシビアに見られるようになっています。単純に予算の支出管理が厳しくなっただけではないように感じています。

年齢を意識する

 高校の同窓会の案内が届いた。卒業後30年以上経ってはじめての同窓会である。同級生は皆50歳を超えている。生憎、所用で参加できないのだが、いまだに14歳のときから考えていることはほとんどおんなじで年齢を意識することなどほとんどないぼくも、ああ、おじいさんになったのかとしみじみする...