2014年4月28日月曜日

モンゴル・契約書の作成


モンゴルでビジネスをするとき気になるのが契約書です。オフィスを借りるとき、人を雇うとき、細かいところではインターネットを契約するときにも契約書を書く場合があります。一般に、契約書を作成するときに悩むのは、「モンゴル独自の契約書作成の決まりはあるのか?」という点ではないでしょうか。
写真:ウランバートル郊外にある巨大なチンギス・ハーン像

 
契約書で用いる言語については特に決まりはありません。モンゴル語だけでなく、英語、日本語、エスペラント語、どれでもかまわないのです。契約書を日本語とモンゴル語の両方で作成する場合、どちらの契約書が原本であるか(解釈基準となる契約書)を明示することが必要です。契約書のドラフト(原案)はできれば自分たちで作ります。原案を作成すると、自分に有利な契約内容を提示できるというメリットがあります。相手方としても全面的に契約書を書き直すことは難しく、また、こちらの有利さに気付かずに見過ごしてくれることもあります。原案を作るのは交渉の土俵を作るようなもので、修正といっても原案に引きずられることが多いといえます。
 
 
個人は印鑑を所持していないこと(逆に、法人は必ず所持しています)、慣習上(偽造防止、不適切な契約内容チェックの役目もある。一部の契約では契約成立要件である。)公証人の公証を受けることが多いことなどは、日本と異なる点です。

年齢を意識する

 高校の同窓会の案内が届いた。卒業後30年以上経ってはじめての同窓会である。同級生は皆50歳を超えている。生憎、所用で参加できないのだが、いまだに14歳のときから考えていることはほとんどおんなじで年齢を意識することなどほとんどないぼくも、ああ、おじいさんになったのかとしみじみする...