2014年8月11日月曜日

石炭汚職

モンゴルは、アルタンホヤグ首相がらみのスキャンダルでもちきりです。

写真:タバントロゴイ炭鉱前の道路の検問所

7月29日、アルタンホヤグ首相の上級顧問であるガンスフ氏が、「石炭」供給プログラムに関連する汚職で逮捕・勾留されました。容疑は、国民に安定して安価で石炭供給を行う政府事業にからんだ汚職。


同氏は親族などが経営する会社を通じてこのプログラムの実施業務を受託し、実際の購入価格の2.5倍程度の過大な利益を乗せた価格で石炭を国民に販売し、さらに8億MNT以上の赤字が生じたとして政府から追加給付15億MNTの支払いを受けました。原価との差額を横領したものと考えられており、実際に横領された金額は明らかになっていませんが、2億円程度になるような報道もあります。
写真:オユトロゴイ鉱山の施設

同氏の逮捕後の7月31日、同氏の勾留場所に、アルタンホヤグ首相がひそかに訪問し同氏と面会したことが明らかになりました。事件と無関係であれば強引に面会する必要は内にもかかわらずこのタイミングで面会するというのは、首相も事件に関係しているのではないかと疑われています。拘留場を管理する法務省のテムジン法務大臣が面会を実現させたとも言われています。


モンゴルでは汚職のうわさは常にありますし、実際に賄賂を要求されたり賄賂を支払った例も見聞きしていますが、仮に今回の事件に首相や法務大臣も加担しているとなると波紋は大きいでしょう。




年齢を意識する

 高校の同窓会の案内が届いた。卒業後30年以上経ってはじめての同窓会である。同級生は皆50歳を超えている。生憎、所用で参加できないのだが、いまだに14歳のときから考えていることはほとんどおんなじで年齢を意識することなどほとんどないぼくも、ああ、おじいさんになったのかとしみじみする...